2006年12月14日

制動不能

中身のない文章が長くなります、ご容赦を(笑)。

@ 少しの雨が落ちる朝でした。
いつものように道を靴で踏んで様子を確認後、ワタシは車を出しました。
左折、右折を繰り返し、坂を上ろうとしたときに、それは起こりました。




突然の制動不能…
せい‐どう【制動】
[名](スル)運動を急に止めたり、速力を落としたりすること。ブレーキをかけること。[大辞泉]
ふ‐のう【不能】
[名・形動]1 できないこと。また、そのさま。不可能。「解決が―な問題」「再起―」2 能力・才能のないこと。また、そのさま。無能。[大辞泉]

「制動不能」という表現が正しいのかどうか。いずれ、握るハンドルをタイヤの動くままにまかせながら落ち着くのを待つこととなったのです。その間、5秒ぐらいのものだったでしょう。
対向車あり、後続車あり。バックミラーと前方を交互に見ながら…。
同乗者あり。後部で悲鳴やヒステリックな声をあげられたなら、余計にブラックホールに陥ったことでしょう。救われたのは、その同乗者の声。「おっ。おぉっ。ほぉ〜っ」などと、少しおふざけのような声を車の動きに合わせて発します。5秒ほど(後で思えばそれくらいかと思いますが、長く感じたものです)の焦りの時間は無事に過ぎました。
雨を雨とだけ感じたための失敗… この時期、それは凍結まで行かなくとも、路面を滑りやすく化粧してしまいます。
みなさんも、お気をつけて。

A 久しぶりのことです。文庫本を1冊購入しました。
しばらく読書をしていない。もちろん、文字を読まないわけではない。必要な情報を得るために書籍に目を通したり、毎月求める雑誌に目を通したりはする。趣味で好みの本を読む… ということをしばらくしていません。
仕事帰りに寄った書店で文庫本のコーナーを眺め、目に留まった1冊に立ち止まってしまいました。
メドゥサ、鏡をごらん(井上夢人)
夢中になって都会の通勤電車内で読み漁った「岡嶋二人」の1人(そういえば、徳山諄一さんはどうしているのでしょう)。
作家井上夢人も気になったし、「メドゥサ」の言葉も気になった。
メドゥサ【Medusa】
ギリシア神話で、三人姉妹の怪物ゴルゴンの一人。頭髪が蛇となっていて、目は人を石に化す力があったが、姉妹の中で一人不死でなかったため、ペルセウスに首を切られた。[大辞泉]

手にとって、池波志乃(なぜ池波志乃なのか、理解に苦しみますが)の解説を読みもせずに購入した。
読みはじめて、読みの行動を止めることができなくなりました。制動不能。こういう文章がワタシは好き… そう久しぶりに実感しました。
「果たして、そんなことがあるか」と思わせられる。
たとえば、彼からの電話を待っているとしましょう。いつ鳴るかわからないベルを待って外にも出られない。そうして待っているというのに彼からのベルは1度も鳴らない。後日、彼に思いもよらないことを言われる。なぜ外出したのか、家にいたならなぜドアをあけないのか、8度も電話したのに何故電話をとらないのか。待っていたのに、何故何故と繰り返される・・・。
そして、今を映すような「いじめ」の情景。本人が一番苦しむことを残酷にもしてしまう子供たち。その子供たちと親、周囲を巻き込む信じられないできごと。メドゥサの言葉に与えられた役割が、ここに出てくる。
「私」は誰? 自分は誰? そして、制動不能な「私」が陥る結末は・・・。
読み進むうちに、混乱してくるワタシ・・・
・・・ワタシは、井上夢人が構成する文章にホレナオシハジメタ。
「メドゥサ、鏡をごらん」…単行本として双葉社から刊行されたときの装幀は京極夏彦氏の手になるもの。
京極夏彦氏と言えば… 氏を師匠と仰ぐらいむさんがいらっしゃる。

制動不能なワタシ… 2話でした(笑)。
posted by もあぱそ at 18:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TBありがとうございます
井上夢人氏のお名前は見かけたことがあるのですが、残念ながらまだ読んだことがなく…
『メドゥサ、鏡をごらん』、今度読んでみます。
Posted by らいむ at 2006年12月14日 19:11
らいむさんへ
こんばんは。
井上夢人氏の文章が、らいむさんにどう映るのか…^^;
もし読んでくださる機会があるのなら、ちょっと楽しみです(笑)。
Posted by もあぱそ at 2006年12月15日 02:09
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