2009年10月08日

やさしい気持ち

首輪の付いた猫を見つけたとします。
首輪が付いているからどっかの家のペットなんだなと判断します。小さな子でも首輪があればそうだとわかるでしょう。親に相談するかもしれませんね、「飼いたいけど…」みたいに。でも、首輪が付いているから飼い主も探しているだろうってことで、交番に届ける。または、「預かっています」みたいなポスターで飼い主さんを探すかも。
で、受け取った交番の職員さん。やっぱり可愛いと思ったり、飼い主さんを待ちながらも不安に思ったり。飼い主さんが現れてくれるだろうか、現れなければ殺りく処分。そんなことを思いながら猫を保護していると、猫の将来が心配になる。もし拾われずにいたら、飼い主さんのところに戻っていただろうか、いや戻っていたはず、戻れたはず… と思案したりする…。

そんな拾った側と届けられた側の気持ちがあったかもしれません。自然だなぁと思う。

迷い猫助けたい…警察で逃がす…翌日に飼い主
10月6日23時20分配信 読売新聞
 拾得物として預かった迷い猫を故意に逃がしたとして、兵庫県尼崎市内の警察署会計課に勤務する30歳代の男性職員が、県警から所属長訓戒の処分を受けていたことがわかった。

 職員は「飼い主が見つからないと処分されてしまいかわいそう。猫の命を助けたかった」と釈明。逃がした翌日に飼い主が現れたが、猫は見つからないままという。

 県警によると、男児(9)が4月8日、同市内で首輪の付いた猫を拾い、交番に届けた。連絡を受けた職員は「飼い主が数日間、見つからなければ、動物愛護センターで処分されてしまう。猫を逃がせば家に帰るはず」と考え、交番の警官に対し、猫を拾われた場所に戻すよう指示。拾得の経緯を記した書類も破棄したとされる。

 ところが、翌9日に飼い主が「猫を捜している」と交番を訪れ、猫が逃がされていたことがわかった。警察署は猫のポスターを作って近所に配るなどして捜したが、現在も行方は分からない。

 県警監察官室は「猫の命を救いたいとはいえ、不適切。飼い主のことを考えて慎重に扱うべきだった」としている。


良いことをした、と思っているときに限って裏目に出てしまうことが多いよね。猫をかわいそうに思って逃がしてやったら、翌日に飼い主さんが現れる。
飼い主さんは飼い主さんで探していたことでしょう。交番に届けられているかもしれないとわずかな可能性を頼りに交番を訪れてみる。確かに届いていたけれど、猫を思う気持ちが先にたって逃がしていたと知る…。

職員さんは反省したでしょう。飼い主さんを待てばよかった、でも待てなかった。
飼い主さんはガッカリしたでしょう。わずかな望みだった交番に届けられていた、でも親切ごころで逃がされていた。

… 飼い主さんは怒ったのでしょうか? 
ワタシなら残念には思うけれど、だからと言って怒るわけにもいかないな。職員さんはやさしい思いで猫に接してくれたのだし、優しい想いから逃がすことになったのだし。

県警監察官室が言う「猫の命を救いたいとはいえ、不適切。飼い主のことを考えて慎重に扱うべきだった」は確かに正しいと思う。職員が受けた訓戒処分もやむを得ないのだろうけど。
それぞれの気持ちの推移を考えると、なんだか…。

迷い猫を交番に届けた男児のやさしい気持ち。
迷い猫を届けられた交番職員のやさしい気持ち。
飼い猫を探しあぐねて交番を訪れる飼い主のやさしい気持ち。

おたがいに、その気持ちを理解できているならいいなぁ…。

でも、逃がされてから6ヶ月が過ぎています・・・
posted by もあぱそ at 05:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ペット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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